みなさんは年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?
やはり食べて飲んでグダグダするのが一番いいですよね。
今回はお酒についてです。
お酒を飲んですぐ酔いがまわってしまう人もいればそうでない人もいます。
もちろんこれは人それぞれですが、お酒を飲んですぐ酔っぱらうのは“消化”の必要がないからなのです。
普段、私たちが活動のエネルギーとして使い、体をつくる成分として主な栄養素は「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の三つ。
人間が消化を行うのはそれらの栄養素の成分がそのままでは大きすぎるため、細かく分解しないと体内に吸収できないからなのです。
しかしアルコールや薬はそのままの形で消化管の粘膜から吸収されるため、消化されることはない。消化の必要がないのでアルコールや薬は胃に入ったらすぐ吸収が始まる。30分もしないうちに薬の効果が現れたり酔っぱらったりするのはそのせいなのです。
つい飲みすぎてしまうと次の日に頭痛や吐き気に襲われる「二日酔い」になります。
二日酔いになる直接的な原因はアルコールそのものではありません。
ではなぜ人は二日酔いになるのでしょう?
簡単に言うと肝臓のキャパオーバーなのです。
アルコールを摂取すると体内でアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに分解されます。さらにアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素により無害な酢酸に分解され最終的に水と二酸化炭素に分解され体外に排出されます。
ところがアセトアルデヒドは非常に毒素が強く代謝能力を上回るアルコールを摂取すると分解されずに体内に残り二日酔いになるのです。
暑い季節はお酒が美味しくついつい飲みすぎてしまいますがこのように自分の体調を損ねてしまうので体と相談しながらうまくお酒と付き合いましょう!