■気圧頭痛のメカニズム（気象病・天気痛）
体内と外気圧のバランス崩壊：低気圧で体内圧（副鼻腔・血管）とのバランスが崩れ、神経が刺激され頭痛になりやすいです。
①血管の拡張：血管が拡張しやすくなり、偏頭痛を誘発。炎症物質も関与。
②自律神経・セロトニンの乱れ：気圧変化で神経伝達物質のバランスが崩れ、血管反応が不安定。
③気象病の症状：頭痛の他、めまい・耳鳴り・関節痛などを伴う。
④内耳の圧センサー説：内耳が気圧を感知し、自律神経や平衡感覚に影響。
■ 鍼灸による効果
①自律神経を整える：ストレス・緊張・睡眠不調を調整。
②血流と血管反応の改善：血管の異常な拡張を抑えて痛みを軽減。
③内耳・首肩の緊張緩和：気圧過敏を緩和し、耳鳴りやめまいにも効果。
■よく使うツボ（例）
①風池：後頭部 → 頭痛・自律神経
②百会：頭頂部 → 精神安定・めまい
③合谷：手の甲 → 全身の痛み・肩こり
④天柱：首の後ろ → 首こり・眼精疲労
📅 治療の目安
初期：週1～2回を数週間
継続：月1～2回のメンテナンス
即効性より体質改善を目的に継続が大切です。
慢性頭痛や気圧頭痛などでお悩みの方は、ほぼ全員に首・肩の筋緊張、頸椎の可動域制限がみられます。
これらを整えることで血流・リンパの循環改善や筋肉・関節の動きを良くすると頭痛症状が軽減していきます。